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算数 低学年のうちにやっておきたいこと


立体図形が苦手というご相談をよく受けます。「低学年でやっておきたい算数」として立体図形を扱う授業を紹介します。
中心となるのは、フリーハンドで絵を描く練習です。生徒の作品を並べてみます。
8c202683実際の積み木が全員に配られ、手元に置いて参考にします。

そして下が生徒の作品

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結果を見れば一目瞭然。積み上げられた立方体の数を数えたり、切り口を正しく把握する問題に対応できない子供たちのその理由がわかります。


「立体図形の性質を正しく反映したイメージをつくることができない」のです。

上手く描ける生徒に対し「センスがいい」「頭がいい」という安易な評価をしがちですが、彼らは「平行が維持されること」「同じ長さがどこか」「上下、左右の関係」などの重要な情報を知識として得て、そしてその知識をアウトプットするということができるようになっています。周囲の大人は、そういった知識を直接もしくは、経験を通して子供に教え、また子供がそれらをアウトプットとして表現することを導くことができます。この作業は小学校低学年のうちにみっちり繰り返し行うべきです。立体図形の描写はこのプロセスの絶好のトレーニングです。

 

学年が上がりまっすぐ線を引けるようになればある程度うまくなるのでは?というのは甘い期待です。この問題を、ご家庭にお持ち帰り、図形の苦手なお兄ちゃん、お姉ちゃんに取り組ませたところやはり書けませんでした!という悲鳴にも近いご相談が相次ぎました。ご家庭でも出来る立体図形の正しい知識とイメージのチェックです。意外なところに原因があるものです。

 

 

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どことどこが同じ向き(平行)かというのは立体の把握において大切なポイント。実際の積み木をさわりながら理解させます。練習と理解度の深まりでだんだんうまくなってきます。

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ともに1年生の作品。とてもうまくなりました。立方体の性質がしっかりと反映されています。

(本記事は、http://www.lojim.jp/karino/2006/01/post_15.php に加筆し転載したものです)

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karino

karino

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内3教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。
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