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[時事] 学習能力の発達を調節するタンパク質を発見


「子供のころの食生活が、大人になってからの学習能力に影響する」と言うにはまだまだ早いようですが、それでも学習能力を決めるのは単純に本人の努力や周囲の環境ではないということが解明されつつあるようです。
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学習能力の発達を調整するとみられるタンパク質を、国立遺伝学研究所、理化学研究所、大阪大学、総合研究大学院大学が発見したと発表されました。

研究では、αキメリンというタンパク質が脳、および運動に与える影響が調査され、マウスでの実験において大人になってからの学習能力の向上には、成長期からのα2キメリンの抑制が鍵であることが実証されました。

αキメリンにはα1 型(α1キメリン)とα2 型(α2キメリン)がありますが、それらの遺伝子をさまざまに改変したマウスを作り、行動実験を行ったのです。その結果まず、両方のタイプのαキメリンがまったくはたらかないマウスは、正常マウスの 20 倍も活発に活動することがわかりました。次に、このマウスはおとなになってからの学習能力が高いことが明らかになりました。α1型だけをはたらかなくしたマウスや、おとなになってから両方のタイプがはたらかないマウスの学習は正常であったことから、学習能力には、成長期におけるα2 キメリンのはたらきが鍵であることもわかりました。(理研 プレスリリースより)

また、人間においても、「α2キメリン遺伝子のすぐ近くにある「ある塩基」が「特定の型」の人では、性格や気質に一定の傾向がみられ、計算能力が高いことが明らかになりました。」(理研 プレスリリース)とし、今後、ヒトの学習能力の発達との関連性を検証していくとのことです。


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lojim lab

ロジムラボの執筆チームです。調べ物やデータ公開系の共同執筆をしています。
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