「あの子は天才だから・・・」の正体

4年生くらいから、学校や塾での成績に差がつきはじめ、そのことを理解し始めると「あの子は天才だから・・・」というセリフをよく耳にするようになります。

「天才」という言葉には、「自分と同じ環境にいるのに、自分より出来る」という思いが込められていて、「自分との差」を生み出しているものが、理解できなかったり、見えなかったりすることに起因していると言えます。

学校でも、塾でも友人たちがとても良い答えをしていたり、とても良い点数をとっていたりする「結果」を目の当たりにすることはあっても、その出来る友人たちが、どのようにしてその結果を出せるようになったのかを実際に目にすることはありません。

・どのように説明を聞いているのか
・そのようにノートを取っているのか
・どのように家で過ごしているのか

を知ることはできないのです。
ここを知ることができなければ、真似することができませんので、「あの子は天才なんだ・・・」という言葉で片付けてしまうのです。

私は、せっかく同じ時間に集まった子ども達に先生が一方的に授業をするだけでは、「教える側が楽」ということで終わってしまうと考えています。

そこで、同じ時間に集まった友人からしか学べない貴重な情報を得る機会を取り入れているのが、学習塾ロジム(代々木・門前仲町)です。
先生や保護者が「こうすべき」と説明するよりも、優秀な友人が「自分はこうやっている」という事例に触れることが何倍も効果的なため、学習法の話題のきっかけを作るなど、子供達同士で自然に話し合うよう授業内外で促しているとのこと。

「あの子は天才だから・・・」という思考停止から抜け出して、「あの子の良い点を真似してみよう」という好循環が始まるのです。

ロジムの代表の話を聞くと、学年やクラスによって「学び方の流行」が違ってくるそうです。
それは、クラスのメンバーが毎年変わり、その中で「良さそうな学び」をお互いに真似しあって進んでいくから。
「親に言われたから」や「先生が言ったから」ではなく「身近な憧れ」である友人の例を取り入れたり、それをさらに工夫したりという中でうまれているのですね。

ご自宅でも、保護者の方が「こうすればうまくいく」という「指導」(ほぼ趣味の押し付け)をすると反発されがちです。それよりも、保護者の方がお子様と同じように何かを学び、そこでお子様が真似したくなるような「学び方」を実践していくことが、遠回りのようで近道になります。

ロジムでは保護者会でもこの話をすることが多いため、時々生徒が「お母さんの真似」というノートのまとめ方や、覚え方を披露してくれることがあるそう。
ご家庭内で「学び方」を高め合う好循環になっているということですね。

まとめ
子どもたちは、「すごくできる人の結果」しか目にしないことが多い

意図的に「すごくできる人のやり方」を目にする機会をつくってあげることが大切です。