小学生の「読解力」を高めるワークとして意識したいのが、「経験の引き出し」を増やしてあげることです。
今日は、拙著『ロジカルキッズワーク入門編』の19番が題材です。
例えば「人が泣いている」という状況から、「痛い」しか読み取れない場合、それは経験がないからです。
「悲しいから泣く」
「嬉しいから泣く」
「安心して泣く」
この力は読書やテレビ・映画などで身につくものなのですが、このテキストのワークのように
「Aくんがニコニコしている」どうして?
というテーマでわいわい議論できる環境にあると、一気に伸びていきます。
自分では思いつかないものや、自分ではそのように感じない状況について、他の人が発表したときに、「どうして?」と考えて対話をすることで、「自分は経験していないけれど、そのように感じる人がいる」という引き出しを増やしていけるのです。
ご家庭での楽しい会話の題材として気軽に取り組んでみてください。