「入試などのペーパーテストに向けて競争することは、社会に出てからの競争に立ち向かう力を養うために役立つ」という説を聞かされることは少なくない。
しかし、おそらくほとんど役に立ってはいない。
なぜなら、テストにおいて禁じられているが、社会においてはもっとも重要な役割を持っているものがあるから。それは「他力を使う」能力だ。
問題を目の前にした時に、自分の手持ちの能力で対応できないときに、瞬時に「他力」を使いこなして結果を出せるかどうかは、競争においてはもっとも重要な能力だと言える。
テストは「何を使っても、調べてもいいよ」という条件になった時の方が差がついてしまう。
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ネットを使う
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友人を使う
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受け取った情報の真偽を確認する
今のテストの形式を「公正である」という理由で何も考えずに受け入れている方は多いのですが、子供達がテストに取り組むのはあくまで社会に出ていく力を養うための手段。
テストを実施する側の変化を待っていたら間に合いませんから、ぜひご家庭で「他力」を使う後押しを。
この力は競争なんて小さな話ではなく、生きていく力の大きな部分を占めています。