先日、電車で隣に座ったお母さんがある学習塾の年間カリキュラムを熱心に読み込んでいました。
「ほら!ここ読んで!」と隣に座っている息子さんに促すも本人はゲームに夢中でした。
というわけで、新学年が始まりました。
保護者の方も新たなカリキュラムの始まりに緊張感をお持ちの方も多いでしょう。
塾できっちり決まっているカリキュラムから遅れてはいけない
という思いが強すぎて、毎回保護者の方が繰り返し同じ問題に取り組ませて、「数字が変わった程度の復習問題」には機械的に対応できるようにしてしまう光景をよく目にします。
そうすると、本人も講師も「自分がどのような出来なのか?」を理解するのが難しくなってしまいます。
そして片っ端から忘れていくので、結局6年生の夏に総復習という名の学び直しで時間が足りなくなるのです。
何よりこのスタイルは疲れます。
この時期は、
「どれくらいまでなら授業で理解できて、どれくらいなら頑張れば手が届くのか?」を見極めたり、
「どれくらいなら集中できるのか」
「どういう時に勉強がうまく進むのか」という特性だったり問題点を洗い出して、
「自分の勉強スタイル」を試行錯誤する時期です。
勉強が楽しくなったり、うまく進めることが出来るようになった先輩たちは、「自分なりの方法」を見つけ出してきました。
驚くほど個性的だったり、巷で言われているセオリーと違ったり、「きちんと」していなかったり色々です。
「全然うまく進められない」のであれば、その現状に合ったスタイルを作り上げましょう。
無理に「きちんと」進める必要はないのです。
すぐに春休みがやってきます。
2月3月で困ったことや気づいたことを、春休みを活用して先生と改善していきましょう。
少しの遅れや混乱を修正するためのカリキュラムを設計していますので安心してください。
ご家庭で抱え込んで我慢大会が始まってしまうことのないようお願い致します。
「全然宿題進まないし、やる気も出ない」
「社会は全然ダメ!」
「問題を親が解説してるとバトル勃発!」
「うちの子勉強させる意味ないからやめさせます!」
などなど。
新学年ならではの激しめのご相談も例年通りお待ちしております。