面倒見の良い教育のせいで伸び悩む子どもたち

「面倒見の良い教育」を標榜して、PDCAのP(計画)C(チェック)A(修正)を大人が引き受けてしまい、子供は用意されたものをD(やる)だけというサービスは少なくありません。

しかし、自分にあった計画を立てる力はかけがえのないものです。どれくらいの練習量でどれくらい結果が出るのかについて検証する機会を共同で持つことが大事です。

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漢字、計算など何でも良いので目標を立てて、計画を立てて、遂行して、結果を反省する。
この作業を完全に引き受けてしまう大人、保護者は子どもたちの伸びる芽を摘んでしまっていると言えます。
「間違えた漢字を覚えるには10回書く」などという法則はないのです。

しかし、驚くほど多くの子どもが「10回書くことが大事なのだ」「10回書けば良いのだ」と思い込んでいます。
もちろん高学年になれば「そこに意味はない」と気づくのですが、何も考えずに10回書いている生徒がいる一方で「どのようなスタイルが自分に合っているのか?」を試行錯誤の中から見つけ出している生徒もいるのです。

「宿題」「指示」を丸呑みにせず、「試行錯誤」「取捨選択」を考えることができるのが「学習塾」の良いところです。

学校ではそうはいかないので。

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