仮説のない実験は単なる鑑賞会になってしまいます

小学生の学習における「実験」学習は、

すでに行われた実験とその結果に関する知識を「実験のインパクト」を通じて興味喚起、定着させる

ことがメインですね。

しかし、そもそも「実験」とは「理論的に(頭の中で)考えたことを、確認してみる」ことに他なりません。

よって、ロジムでは

・「知りたいこと」を設定する
・実験を設計する
・結果を読み解く

という3つの過程を省きません。

以下、中川先生の理科の授業です。
光の回で像の見え方について考えます。実験で確かめていくのですが、中川先生が重視しているのは「仮説」を立てて実験に臨むことです。

「自分なりの仮説を考えてみる」「それを人前で説明してみる」「その確認のためにはどういう実験が必要か?どういう結果が必要か?を考える」という作業に取り組んでいます。

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↑ 知っていることや自分の感覚から仮説を立てます

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↑ 実験前の仮説をわかりやすく説明します

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↑ 実験の前後でわかったことを共有していくのも大事な作業です

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中川先生より
科学的に考える力とは、論理的思考と実験を行き来しつつ「言えそうなこと」を導き出すスキルのことです。教科書に載っているすでに導き出されたものを覚えるだけではありません。不確かな中で考える技術を身につけることで、その楽しさも感じてもらいたいです。

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