2014年2月
ロシアと仲良しでEUとは距離をおくウクライナの大統領ヤヌコーヴィチ。
EUに入りたい西ウクライナの人々は、大統領に反対する暴動デモを起こしました。
この結果、ヤヌコーヴィチ大統領はやめさせられ、ロシアへ亡命…
新しく親EU派が政権を握ります。
これに対して、ロシアの プーチン大統領が怒ります
というのも、ウクライナという国のなかのクリミア半島という地域には、
たくさんのロシア人が住んでいたからです。プーチン・ロシア大統領もそれは気になります。
下の地図の赤で囲んだ場所がクリミア半島です。
対立している人々を簡単にまとめると
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親EU派
西ウクライナが中心
ウクライナ人多数
「ウクライナはEUに入るべき!」
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親ロシア派
クリミア半島(地図赤丸)が中心
ロシア人多数
「ウクライナはロシアと仲よく!」
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プーチン大統領は、クリミアのロシア人たちを西ウクライナの攻撃から守るという名目で、
クリミアに兵を送ろうとしました。世界に緊張が走ります。
しかし、これにはアメリカが黙ってはいません。
ロシアが力を強めることはEUだけでなく、アメリカにとっても脅威です。
そこで経済などでロシアを圧迫して介入を止めさせようとしました。
しかし
2014年3月
クリミア( ←ロシア人ばっかり) の人々による住民投票が行われました。
この投票で、クリミアの人々が自分たちで
・ウクライナの一部となるか
・ウクライナから独立してロシア連邦に編入するか
決めることになりました。
ロシア人や親ロシア派が多いので、投票の結果9割を越える圧勝で
クリミアの ウクライナからの独立とロシア連邦への編入 が決定。
しかしこれにはウクライナは納得しません。
2014年6月
親欧米派のポロシェンコがウクライナの大統領に就任。
あらためてクリミアがウクライナの領土であると主張しました。
どうなることやら・・・・
(おそらく続く・・・)