「へえ!そうなんだ!」教育に関する気になる10のデータ

1.全国の小学校の数は20,852

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

中学は10,557校、高校は4,963校、大学は781校あります。

小学校の数は1984(昭和59)年の25,064校をピークに減ってきており、当時の約83%になっています。

一方で、大学の数は460校から170%なっています。

中学では、国立73校、公立9707校、私立777校となっており、私立は全体の約7%です。

高校では、国立15校、公立3,628校、私立1,320校となっており、私立は全体の27%です。

2.全国の小学生の数は6,600,019

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

小学生の在学者数は戦後のピークは1958年の13,492,087人で、現在のおよその数の小学生がいました。

近年では1981(昭和56)年に11,924,653人を記録し、以降減り続けています。

中学高校の在学者数も同じ頃から減少を続けていますが、一方で大学は現在2,854,949人で、1981年度の1,822,117人から100万人も増えています。

1学校数と在校生数の推移

3.全国の小学校の先生の数は416,467人!

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

平均すると各学校およそ20人の教員が在校していることになります。

中学は253,829人、高校は235,302人です。

中学の数が高校の倍以上あるのに比べて教員数はあまり変わらないことから、高校の方が各学校の職員数が多いことが考えられます。

また、教員あたりの生徒数は、小学校は15.8人、中学校で13.8人、高校14.2人、大学は15.8人と、ほぼ同じになります。

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4.小学校が最も多いのは東京都!

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

東京都は1,355校で、全体の6%。

次いで多いのは北海道(1,127校)、大阪(1,033校)です。

逆に最も少ないのは佐賀県の174校です。

大学は東京に139校あり、全体の18%が東京に集中していることがわかります。

最も少ないのは鳥取、島根、佐賀の2校です。

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5.全国の大学進学率は51.5%!

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

4年制大学の進学率は51.5%(2014年度入学者608,232人)と、2人に1人が大学進学しています。

18歳人口1,180,838人のうち、短大・専修学校(専門課程)含めた高等教育機関への入学者は944,998人で、

80%となります。

30年前の1984年の大学進学率は24.8%、高等教育機関への進学率は49.5%で、大学進学率は倍以上に伸びています。

短大進学者は減少傾向にあり、専修学校への進学者は増加傾向にあります。

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6.大学院進学率は11.1%!

(文部科学省 学校基本調査(H26年)より引用)

大学院在籍者数は251,012人。

文部科学省 教育指標の国際比較(2007 年度版)によると、

1000人あたりの大学院在学者は日本は2.04人。

アメリカが4.39人、イギリス3.71人、フランス4.06人、韓国5.98人に比べるとかなり少ないことがわかります。

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7.首都圏私立中学受験者数は36,345人!

(森上教育研究所より引用)

この人数は2月1日の受験者数。

2007年(平成19年)の43,716人をピークに年々減少しています。

2月1日受験者数を一都三県の公立小学卒生の数で割った「中学受験比率」(中学受験をする生徒の割合)は、12.3%。

こちらも2008年(平成20年)の14.8%をピークに徐々に減少傾向にあります。

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8.塾に通う小学6年生は48.0%!

(国立教育政策研究所 全国学力・学習状況調査 調査結果資料より引用)

東京都では、58%と、全国に比べ通塾者の数がかなり多いことがわかります。

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学習塾(家庭教師を含む)で勉強をしていますか

9.小中高公立の場合の学習費は1,142,586 円!
私立中高に通った場合は2,567,779 円!

(文部科学省 子供の学習費調査より引用)

この学習費に含まれているのは学校教育費,学校給食費,学校外活動費等です。

公立小学校から公立中高と進学した場合と、私立中高一貫校に進学した場合では、

学習費の合計額はおよそになります。

なお、平成8年からの推移をみると、どちらの場合もそれほど金額は変化していない事がわかります。

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10.PISA(国際学習度到達度調査)での順位は
数学的リテラシー 7, 読解力 4, 科学的リテラシー 4

(2012, 65ヶ国中)

(文部科学省 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)国際結果の要約ページより引用)

順位の推移は以下のようになっています。

2000年当初は数学・科学の順位が高く、読解が低いかったために、分野による順位の差が大きかったけれど、近年になって差が小さくなってきています。

また、2009年、2012年の調査では3分野とも1位は中国(上海)が占めています。

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PISA順位の推移