ChatGPTに自分の名前を入れてみた程度だったり、そもそも使ったことがないのに「大したことないな」とコメントしたり、これからは我々に必要な能力が変わってくる云々…
インターネットが出始めの25年くらい前に同じ様な話は出ていたよな、と懐かしい感じですね。
当初、「得体のしれないもの」と様子見を決め込んだ層と、飛び込んだ人たちとでの結果の差は明らかです。
「得体の知れないもの」「基礎が大事」などといって距離を取り、従来の科目勉強だけしてましたという層と、自力で小さい頃から学び、扱い方を身につけた人たちとの結果の差も明らかです。
使いこなす側にいないといけないのです。
まずは使いまくって、どこまで出来るのかを自分で確認することが必要です。
あとで「一見」安全な状況になってから使い始めるときには、スマホと一緒で道具に仕事と時間を奪われる側になってしまっていることでしょう。
「いやいや!AIより人間ってすごいことが出来ているじゃないか!」というバイアスも強い
たしかに創造性のトップには人間がいるかもしれないけれど、そのすぐ次の上位10%くらいはAIの方が良くなる気がします。と、言葉を濁しましたけれど、実際にはすでにそうです。リサーチしろといわれて、google検索とwikiぺディアのコピー以下というようなアウトプットの質ではもう頼む気にはならないでしょう。
「使ったことないけどChatGPTなんて使ったらバカになるといわれた」という話はよく聞きますが、おそらく違います。
インターネットと同じで、「出来なさ」が炙り出されて、使えるか使えないかで差が大きく広がるツールなのです。
ネット社会で大きなサービスを生み出したような人たちに共通するインタビューコメントがあります。
それはパソコンやインターネットの本当の初期に「とんでもないものが生まれた」とその可能性を感じていたことです。
スマホのおかげで能力を伸ばせる人もいれば、スマホのせいで人生が破滅したという人もいる。
大事なのは、「扱い方」を自分で学ぶことです。
どれだけ規制しようと逃げようと、使いこなせない人は、スマートフォンビジネスに巻き込まれるように、人生を制約されてしまうでしょう。
テスト勉強系の能力なんかは、AIにもっとも置換されやすいものです。
今まで通りの勉強をしていて、大学や会社に入って学べば良い、では遅いのです。
現在のSNSやYouTubeよりも、これからもっと強力な中毒性を持ったサービスが規制など飛び越えてくるはずです。
ChatGPTがあるんだから、そこにさらにあなたの付加価値を載せろと要求される未来はすぐそこにあります。
「便利だな〜」と言いながら、仕事も時間もお金も取られていってしまわないように。
我々大人たちは、自分で適切な使い方を学び、能力を伸ばすことが大切です。