「競争」で伸びない子の方が多い

合格ギリギリだなというレベルの学校を目指すことが多いのが受験ですが、入学後本人がモチベーションを維持できるかどうかをしっかり見極めてあげましょう。

一学年300人の中で6年間に渡って200番位の位置だという現実を突きつけられつつも、コツコツ学べるか。保護者は平静を保てるか。

現場にいると「切磋琢磨」で伸びていくというのは幻想だと感じています。
「すごいね!」と言われた合格発表の日以降は一度も勉強で褒められたことがないという中高生は少なくありません。
「人より出来る」ということがモチベーションのエンジンだとかなり厳しい環境です。上位校と言われる学校ほど、中位~下位の生徒の学習意欲の低下が大きいのが現実です。

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夏から本格化すると言われる受験勉強ですが、競争ではなく「自分の成長を楽しめる」ことに対して大人たちは真剣に向き合わなくてはいけません。「人より劣っているんだから頑張れ!」で頑張れる人ってほとんどいないのです。

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